【図解で分析】サッカーアナライザーの戦術分析ブログ

サッカーの試合を図解でわかりやすく分析していきます。 長いこと試合分析をやってきましたが、オープンに書いていこうかと思います。 一体試合で何が起きているのか、どんな駆け引きが行われているのか、なぜあの選手は活躍できるのか。分析していきましょう。 サッカーがもっと楽しいものに変わります。

2016年08月

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 目次 1.プロローグ:宇佐美が抜けても頑張るガンバと主力が抜けて厳しい湘南 2.俺たちが湘南のお株を奪うぜハイプレス 3.湘南の前線からのプレスと遠藤の絶妙なポジショニング 4.撤退する湘南が捨てる広大なスペースを利用せよ 5.余談

 1.プロローグ:宇佐美が抜けても頑張るガンバと主力が抜けて厳しい湘南 ガンバ大阪のスタメンは、東口、藤春、金正也、丹羽、オジェソク、遠藤、井手口、大森、倉田、アデミウソン、長沢駿。 FWにはパトリックではなく、このところ短い時間で点を決めている長沢がスタメンとなった。またオリンピックでまさかのオウンゴールをした藤春、飛び出しすぎて失点の原因を作ってしまったが途中まで頑張っていた井手口もスタメン。宇佐美が抜けた2ndステージも健闘している。

湘南ベルマーレのスタメンは、ベラピ、岡本、バイア、三竿、奈良輪、石川、神谷、菊池大介、長谷川アーリアジャスール、大槻、高山。 シーズン開始前に秋元、遠藤航、永木とセンターラインかつ主軸だった選手が抜けたことで、チームの再構築が必要となった湘南。特に永木が抜けたのは痛い。2ndシーズンになると内容が良くなりつつあるがどうにも勝てず、悩ましいチョウキジェ監督。そしてサポーター間でも評価がかなり分かれているらしい大槻と高山がスタメン。あと鹿島にいたジネイがいる。すでに数試合出場し、ポストプレーなどで持ち味を発揮していたが今日はなぜかベンチのようだ。そして山田直輝はベンチにもいないがどこへ。

 2.俺たちが湘南のお株を奪うぜハイプレス

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 目次 1.プロローグ:貴重な選手を欠くマリノスと監督を欠く鹿島 2.マリノスによるビルドアップ破壊の仕組みと鹿島の反抗 3.鹿島のハイプレスと躍動する金崎。それでも僕らにはカウンターがある 4.鹿島CBの特徴を利用せよ 〜やつらをサイドに釣り出せ〜 5.余談

 1.プロローグ:貴重な選手を欠くマリノスと監督を欠く鹿島 マリノスのスタメンは、榎本哲也、金井、ファビオ、中澤、小林祐三、齋藤学、兵藤、喜田、天野、伊藤翔、カイケ。 マルティノスが出場停止で、ラフィーニャと中村俊輔も欠場。今シーズン何度か見た試合で、異彩を放っていたし、マリノスでボールを運べる数少ない選手が俊輔とマルティノスだけに痛い。また優秀なSBである下平がベンチにもいないのだがどこへ行ったんだろう。

鹿島のスタメンは、曽ヶ端、山本、昌子、ファン・ソッコ、西、土居、小笠原、柴崎、鈴木、金崎夢生、赤崎。 前節湘南戦で交代させられた際に石井監督といざこざがあった金崎夢生がどうなるのかと思ったがスタメンだった。その代わりというのもおかしいが、石井監督が休み、大岩コーチが指揮をとるという不思議なことになっている鹿島は一体どうなるか。 なお本日30日時点で、石井監督は復帰したようだ。

 2.マリノスによるビルドアップ破壊の仕組みと鹿島の反抗

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 目次 1.浦和GK西川が追求する足下だけでない「究極の余裕」 2.日本にもいる!スペイン1部からの誘いを断った天才GKコーチ 3.GKスキルを手始めに知りたい方はまずフットボールネーションから 4.余談

 1.浦和GK西川が追求する足下だけでない「究極の余裕」 浦和レッズの守護神というだけでなく、日本代表の守護神である西川。 『フットボールネーション』という漫画で最近、日本のGKと欧州のトップレベルのGKスキルの大きな隔たりについて描かれることが多く、彼のプレーに注目されている方も多いのではないかと思う。

そんな西川と、そのGKコーチをつとめる土田コーチに関する記事が素晴らしかった。
浦和GK西川、土田コーチと追う「究極の余裕」
彼の特徴として、まず報じられたり語られることが多いのは足下の上手さ。つい最近もGKであるにもかかわらず2試合連続アシストを記録するほど。ポゼッションサッカーを目指すチームにとって、ビルドアップを成功に導くことは時間とスペースを前線へ届けるための生命線とも言える。であるがゆえに、GKの足下の上手さというのは本当に重要で、かなり違いを生み出す。

しかしGKの本分とは何か、というと、やっぱり一番は「良い準備をし、ボールを手で止めること」。それは誰もが認めるところだろう。

その点、足下の上手さだけではなく、西川が土田コーチの下、ボールを手で止めるために、構え、手や腕の動かし方、プレジャンプの最小化などなどトレーニングをしっかりと積んでいることは日本にとって非常に喜ばしいことだ。 明後日から始まる日本代表戦でも、おそらく西川はスタメンだろうから、頑張ってほしい。

 2.日本にもいる!スペイン1部からの誘いを断った天才GKコーチ

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 目次 1.プロローグ:ポゼッションでバルサを上回りたいサンパオリ 2.バルサのビルドアップ破壊したセビージャのハイプレスのルールとは 3.メッシだって守備する時はするんだぞのハイプレス 4.後半、バルサのセビージャハイプレスいなし術とは 5.余談

 1.プロローグ:ポゼッションでバルサを上回りたいサンパオリ 今更ながら、リーガ開幕直前に行われたスーペルコパ1stレグをとりあげる。

さてさてセビージャのスタメンは、リコ、エスクデロ、メルカド、ラミ、マリアーノ、クラネビッテル、エンゾンジ、清武、ビトーロ、バスケス、ビエット。 レアルマドリー戦での120分に及ぶ激闘から中4日でバルサ戦という体力的に厳しい状況。サンパオリは試合前コメントで、ポゼッション率でバルサを上回りたいとのこと。ということはバルサからボールを奪う必要がある。そんなわけでハイプレスが炸裂する。

バルサのスタメンは、ブラーボ、マテュー、マスチェラーノ、ピケ、セルジ・ロベルト、イニエスタ、ブスケツ、ラキティッチ、アルダトゥラン、スアレス、メッシ。 ネイマールが五輪でいないので、アルダトゥランが登場する。昨シーズンはリーガを制したものの、CLは敗退。しっかり勝って今シーズンの励みとしたいだろう。また、MSNの控えFWの獲得に非常に苦労しているそうだ。


 2.バルサのビルドアップ破壊したセビージャのハイプレスのルールとは

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分析ブログってことなんですが、話題になったことについて軽くコメントする記事もたまにあげていきます。

最近こんな記事およびデータがネットで出回っていました。

山口蛍よりもボール奪取能力が高い日本人ボランチ6人;小笠原満男、川辺駿他

ボール奪取データ

例えばみなさんが日本代表監督であった場合、これを見てどう考えるだろうか。

この記事からは、データというものがいかに人の判断を狂わせる可能性があるかを表していると感じる。その危険性の類は、最近ビジネスの世界でも、統計データの見方として言及されることが多い。

特定ポジションを考える時、まずは何を見るべきなのか仮説でも構わないので明確でないといけない。つまり、まず大事なのは自分のチーム(例:日本代表)におけるプレーモデルの中で、(守備的)ボランチの必要要件とは何なのか、を明確にすることだ。

その中の一つにボール奪取能力があるだろう。そして上記の記事で言えばその要件を プレー時間90分当たりの「タックル成功数+インターセプト成功数+こぼれ球奪取数」 と決めているわけだ。

ただしそこには、例えば所属チームのプレーモデル、所属チームの守備回数などは考慮されていないし、データに反映しないということだ。

しかし引いて守るチームと、前線からハイプレスするチームにおけるボール奪取では必要な能力は異なるものだ。 また90分間に守備回数が100回あるチームと50回しかないチームとでは、そもそもデータの母数が異なる。誤解を恐れず超単純化すると、米本が100回中7.41回、山口蛍は50回中6.10回(単純に倍にすると100回中12.2回)という風に山口蛍が上回るかもしれないのだ。(あくまで可能性)
確かにデータはわかりやすい手がかりとなりうる。 しかし何を要件とするかによって、同じデータでも非常に役に立つこともあれば、 何の役にも立たず、むしろ間違った判断へ導くこともある。

ビジネスの世界でよく言われるように、 統計/データを適切に見るためには素養が求められることを注意したい。



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