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4.短い交代時間を有効に使った鬼木監督。谷口が川崎に変化を与える

前半30分過ぎ、チョンソンリョンが負傷し、新井に交代する。その隙に鬼木監督は谷口と何やら会話をしていた。

すると、ビルドアップでの変化が、広島だけでなく川崎にも見られ始める。

谷口が少し下がり目に移動してビルドアップに絡み始める。
kawasaki_buildup1
谷口をマークしていた稲垣が前に出る。また憲剛や森谷も下がっていくことで、広島の中盤3人を自陣に引きずり出すのだ。
kawasaki_buildup2
これによってDFラインとの間にスペースができる。そのぽっかり空いた中央スペースに長谷川が移動し、谷口がそこに届ける。丹羽もそんなところまで密着してついていけないぜ、と悩ましいところなので長谷川はフリーとなる。

その他にも川崎が右サイドの高い位置で持ったシーン。
frontale_hiroshima17
中央の斜め後ろの空いたスペースで谷口が受ける。広島の中盤、稲垣などはサイドにスライドしつつ下がっているのですぐに谷口にプレスが間に合わない。谷口はフリーなので、逆サイドの車屋に落ち着いてすぐ展開。そして車屋のクロスでチャンスを演出。

そしてまた同様に右サイドから谷口が受ける。広島の選手たちはまたか!と思い、プレスをかけようとしつつ、逆サイドに展開されることに備えてスライドをし始める。つまり広島の選手たちは前と逆サイドへの意識が強くなる。

谷口はその逆を突くように、今度は即座にライン間の憲剛に縦パスを入れてみせる。やばい!と広島の選手たちは一気に中央に集中。それをまたあざ笑うかのように、逆サイドへ展開していき、再度車屋からのクロスであわやゴールのチャンスを演出していた。広島の意識をあっちへこっちへ振り回す川崎の選手たち。

そんな中フリーキックを獲得した川崎フロンターレ。憲剛のフリーキックでハイボールをキャンチングミスした中林。谷口がゴール。

同じ日の別の試合でも似たようなミスがあったが、雨の日はキャッチングには注意しよう。パンチング優先で行こうぜ、と。そして谷口の7点目はなにげに凄い。

しかしその後、残留がかかる広島も果敢にアプローチ。縦パスを連続ボール奪取される川崎フロンターレ。そしてなぜだかカウンターの応酬になり始め、非常にオープンな展開になっていく。

そして、三好が素晴らしいミドルシュートを決める。
まず左サイドに中盤3人を引き付けたことにより、右サイドにスペースが空いていた。
miyoshi_goal1

ボールを持った憲剛はスペースへドリブルを開始。
miyoshi_goal2

この時、エウシーニョが広島の左SBの高橋を引き付け、スペースに降りて受ける三好には水本が前に出て対応。
miyoshi_goal3

水本は小林悠へのパスを警戒したことでバイタルエリアが空いた。そしてできたシュートコースからビューティフルゴールが生まれた。
miyoshi_goal4

試合展開ではそんなに差がつく展開ではなかったが、広島のミスと川崎のチームプレーで2対0で前半を折り返すこととなった。

後半戦の分析次回記事に続く

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