【図解で分析】サッカーアナライザーの戦術分析ブログ

サッカーの試合を図解でわかりやすく分析していきます。 長いこと試合分析をやってきましたが、オープンに書いていこうかと思います。 一体試合で何が起きているのか、どんな駆け引きが行われているのか、なぜあの選手は活躍できるのか。分析していきましょう。 サッカーがもっと楽しいものに変わります。

タグ:香川真司

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3.小林祐希の成長を感じる好プレー分析
さて悪循環の日本は、後半15分に香川真司に変えて小林祐希、大迫勇也に変えて杉本健勇を投入する。
そして変わって早々、ヘーレンフェーンで修業を積んでいる小林祐希が成長を感じさせるプレーを見せていく。今回はかざみさんというフォローさせていただいている方のtweet動画を引用しながら分析していく。

まず最初のシーン。
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<前半戦の記事>

目次
  1. プロローグ:相手に傾いた流れ。日本が持つオプション。
  2. 2つのアプローチを仕込んだNZ。日本を崩しにかかる
  3. 小林祐希の成長を感じる好プレー分析
  4. 乾貴士が変えた流れ。決勝点の土壌を築く卓越したプレー
  5. 余談
1.プロローグ:相手に傾いた流れ。日本が持つオプション。
前半戦の記事に書いたように、前半の20分過ぎまではニュージーランドの残念さもあり、流れをつかんで幾度もチャンスを生み出した日本。しかし流れが徐々に傾き、微妙な状況に。後半、ハリルホジッチはどんな手を打つのか。また小林祐希や乾貴士などのオプションをどう効果的に使うのだろうか。

前半同様後半開始直後から、狙いを持ったプレーが見られた。

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5.5バックの強みを活かして、流れを変えられてしまう日本
さて話は試合の流れに戻す。前半途中までは攻勢をかけていた日本。
しかしニュージーランドもただでは終わらない。日本との試合に慣れてきた頃合いから少し様相が変わり始める。どういうことか。

下図のとおり、日本がCBからビルドアップしていく際、長友や酒井にパスすることが多い。この時、長友には右CHロハス、酒井には左CHのトーマスがプレスをかけていく。
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もしニュージーランドが4-4-2であれば、このように長友や酒井までのSHとの距離は短い。
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4.香川真司の巧みなポジショニング
さて日本代表では相手にも警戒されることもあり、なかなか世間には厳しい目で見られている香川真司。
しかし世界でもトップクラブに近い地位にまで上り詰めたドルトムントでいまだに在籍できている。そこには彼の一番の強みであるライン間でのプレーの他、巧みなポジショニングなども理由だ。実はPKを獲得して日本の1点目となったシーンに、香川真司のポジショニングがこっそりと寄与している。

具体的に試合映像の画像を切り取っていく。

まずは前半4分の場面だ。
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右サイドで久保が相手のプレスを受けながらもキープしようとする場面。青い丸で囲んだ香川真司は少し下がりながら近づいている。久保がボール奪取された際に、この相手にボールを渡らせないことにもつながる。
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3.少し落ち着いたNZに対して、吉田、武藤、酒井、久保が動く
少し話は脱線するが、守備のフォーメーションを4-4-2とするチームが世の中には多い。
これはピッチの横幅に対して、1人が守れるスペースを考えた時に、平均的に4人いると穴を埋められる傾向があるからだ。
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つまり同じラインに5人いれば1人1人がカバーすべき範囲をもっとスペースを狭くできる。大きくサイドチェンジをされた時にも、普通にスライドすればある程度間に合うのだ。
逆に同じラインに3人しかいなければ1人1人がカバーすべき範囲は広大になる。サイドチェンジを行われた時には迅速にスライドを行わなければ、空いたスペースを利用されてしまう。
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